授業コンセプト

国際交流を含む体験型プロジェクトを通じて、組織力やチーム力を涵養し、積極的に外部の団体とコミュニケーションをとりながら、自ら問題を発見し、解決できる人財を育成していくプロジェクトベースの学習法を採用しています。
キャリア分野は、以下の5つの学習パートに分かれています。授業内に Smile F LAOS という国際協力団体を作り、サークル活動と授業を統合した学習法を取り入れています。

キャリア分野を構成する5つの学習パート

  1. コーヒー販売パート

    5つの班に分かれてラオス産コーヒーを学内外で販売することにより、社会とつながる経験を積みます。

  2. フェアトレードの影響調査パート

    コーヒーの生産者の生活と家計の状況を調査し、自分たちが販売したコーヒーが与える現地への影響を検証します。

  3. 国際協力パート

    ラオス渡航後に現地社会に貢献するアイデアを出し、コーヒーの売り上げを使って国際協力プロジェクトを実施します。

  4. 体験の言語化パート

    ラオス渡航の経験から自分だけの語りを生み出します。ワークショップを実施し、さまざまな機会にプレゼンテーションします。

  5. 個人調査パート

    ラオス渡航の経験から関心をもったテーマについて、文献調査し、翌年度の渡航時に現地調査を、報告書を作成します。

ラオス・フェアトレード・スタディツアー

  • 2年フェアトレードコーヒーの
    栽培~加工過程の見学
  • 2年フェアトレードの影響を
    知るための家計調査
  • 3年国際協力PJ~読書推進
    オリジナル絵本の贈呈・WS
  • 2、3年ワークキャンプ

    鶏の解体と料理、ホームステイ、早朝の仕事の見学、収穫体験

  • 3年個人調査

ラオス・フェアトレード・スタディツアーはキャリア分野の活動のメインイベントとして位置づけられています。上記5つの学習パートの要となり、家計調査や個人調査、国際協力活動ばかりでなく、ラオスのコーヒー農家に1泊し、収穫などを体験したりして、現地の生活をできる限り内側から理解します。
現地を自身の専門のフィールドとする学科教員がプログラムを組み、引率します。発展途上国の農村調査の技法ばかりでなく、毎日行われる2時間のミーティングを経て、自ら考え、表現する力が自然と身についていきます。

学習評価ルーブリック

  基準 到達しなかった(できなかった) 到達した 基準を超えて十分に到達した
参画性 自分の学習課題をもっていましたか。学習課題の解決のために、積極的に調べ、質問し、話し合うことができたか。 家計調査においてほとんど英語で質問することがなかった(0~2回くらい)。 家計調査において質問に貢献した。調査結果をまとめる際に班の話し合いに貢献した。 例:家計調査において、進行役を務めた。家計調査において躓いている状況でアシストした。調査結果をまとめる際にまとめ役を務めた。
状況性 現地の活動のなかで、「えっ、どうして?」など事前に考えていたことと違って、自分の中でジレンマや葛藤を感じたか。 ジレンマや葛藤を感じることがなかった。 ジレンマや葛藤を感じることがあった。 ジレンマや葛藤を感じたうえで、なぜそう感じるのか、現地の状況を踏まえて自分なりの見解をもてた。
状況性 現地の活動を経て、「あぁ、こういうことだったのか」「こういうふうに考えるのか」という新しい発見や変化につながることはあったか。 新しい発見や変化がなかった。 新しい発見や変化があった。 新しい発見や変化があったうえで、なぜそういう行動をとるのか、なぜそう考えるのか、自分なりの見解をもてた。
関係性 現地の活動を経て、ラオス人通訳や学生との絆が深まりましたか。 家計調査以外の場面で、通訳や学生とほとんど話さなかった。 家計調査以外の場面で、通訳や学生と話をした。 通訳や学生と話をしたうえで、帰国後も一部の人たちとSNSを通じて交流している。
関係性 現地で知り合った方々(現地の人・日本人両方)のアドバイスや日常の会話が、自らの学習課題の追求に役割を果たした。 家計調査以外の場面でほとんど、アドバイスを受けたり、会話をしたりしていない。 家計調査以外の場面で、アドバイスを受けたり、会話をしたりして、役立つことがあった。 そのアドバイスや会話を報告書の執筆時に活かせた。
連結性 現地で見つけた課題の中で、自分が日本でもできることがあることを発見できた。 発見できなかった。 発見できた。 発見したうえで、どのように解決していくかまで考えることができた。
連結性 現地で見つけた課題の中で、現地だけでなく、日本の課題にも共通している者があることを発見できた。 発見できなかった。 発見できた。 発見したうえで、どのように解決していくかまで考えることができた。

(出所:筆者作成)

このルーブリックはあくまで試行的なもので、次年度にこのルーブリックを使用したうえで、より適当なものに修正していく。次年度のラオス渡航前にメンバーに対して、このルーブリックを配布し、どういう要素を伸ばしてもらいたいか自覚してもらい、帰国後に自己評価を行ってもらう。その際、他者からの評価をも加味し、各人がここの基準について具体的な場面を記述してもらうようにする。

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