インドネシア・フィールドスタディ04

〔4日目★11月5日〕
4日目となるこの日は、エビ加工工場にて、工場や施設の見学とエビ天ぷらワークショップを行いました!

エビ加工工場A社でエビの加工されるプロセスおよび工場内にある水質浄化施設の見学にいきました。A社は、エビの加工を行うだけでなく工場排水の浄化施設まで完備し、環境に配慮したエビ加工を目指しています。
エビを加工するだけでなく地域の環境保全にも携わり、エビ養殖の技術講習会を行うなどして、A社では農村地域の活性化も視野に入れた幅広い活動がおこなわれていることがわかりました。またNGO団体のKOINと協力しながら、インドネシアのごみ問題にも対策を講じています。
環境に負荷をかけない、伝統的な養殖方法(粗放型養殖)で育てられた安心でおいしいエビをつくり続けているだけでなく、A社がいかにインドネシアの農村地域に根差した会社であるが、見学などを通して明らかになりました。

見学の後にはA社で加工されたエビを使ったエビ天ぷらワークショップを開催しました。国際理解分野〈エビリー〉全員一丸となり、エビの皮むきから盛り付けまでをおこない、エビ加工工場で働く皆さんに日本の伝統料理の一つ“エビ天ぷら”を食べていただきました!
インタビュー調査をしていても、よくエビ加工工場で働く女性やエビの養殖業を営む方々から、「本当に私たちのエビを食べてくれているの?」と聞かれることがたびたびあるのです。この経験を踏まえ、この活動はインドネシアで育てられ・収獲され・加工されたエビを、私たち日本人が普段どのようにして食べているのかを伝えることを目的としています。 幸いにも、私たちの作ったエビ天ぷらは大人気で、おかわりを頼んでくださる方もたくさんいて、感謝でいっぱいの気持ちでした。
天ぷらとお弁当を一緒に食べながら、英語や知っているインドネシア語の単語などを使って、エビ加工工場で働く皆さんと交流することも叶いました。


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