インドネシアフィールドスタディ(5日目) 2019年11月6日

 

マナク村でのホームステイが最終日でした。最終日は、主に各班での聞き取り調査を進めました。なお村の滞在がこの日までだったため調査ができる時間も限られており、どの班も調査の佳境でした。午前中に調査時の質問項目をまとめ、調査に向かいました。的確かつ迅速に質問項目・内容をまとめあげる姿から、3日間続けてきた調査にも慣れてきている様子が伺えました。かなり日差しが強く体力を奪われる中、各々インタビューをして十分なデータが得られているようでした。そして、昼食後は村での最後の自由時間でした。村の子どもたちと遊んだり、滞在先の家主の方と話したりして、濃厚だったホームステイを締めくくることができました。3日間、日本とは異なる文化をもつ村に滞在することで、思い出を作ると同時に貴重な経験ができたという感動を感じました。

マナク村を離れた後はマカッサル市内のホテルに戻り、体を休めました。その後夕食をとり、すぐに今回の村での聞き取り調査の結果をまとめました。発見したことに加え、そこから考えられる仮説をさらに調査することで深堀りしていくと、次々に疑問点や明らかにしたことが出てきました。また、調査のまとめが終了したのち、スピーチにて個人発表がありました。テーマは、「聞き取り調査を通して自分の価値観が変化したこと」でした。さらにいえば、その結果日本人をなるほどと思わせるような発見を語れるとよい、というものでした。発表はみなユニークで、例えば「村人は日本よりも家族の定義が広いように感じた。村では突然来た日本人の私たちですら家族と言う。」というものがありました。現地の、しかも郊外の村でホームステイをするという経験からしか得られないものをそれぞれが感じて言語化できたようです。自分だけではなく、ほかのメンバーから共有を受けることでさらに学ぶものもありました。総じて、調査からまとめまで十分な成果を経験値を積むことができたと感じています。帰国後も、調査のまとめを続けていく予定です。

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