インドネシアフィールドスタディ(7日目) 2019年11月8日

 

インドネシアを訪れて1週間が経つこの日は、マカッサル市内の中心地を見学しました。現地では散歩のことを「ジャランジャラン」と言いますが、この日の午前中はまさにこのジャランジャランを行いました。

早朝から「ベチャ」と呼ばれるタクシーに乗り港の方面に向かいました。ベチャは二人乗りで、正面に乗客用のシートが付いており、後部に自転車が取り付けられた乗り物です。人力で、どのベチャもおそらく手工でで作られたであろう見た目でした。それに乗り、まずはクリスチャンが経営している料理店に行きました。そこでは、カボチャと野菜のおかゆと、塩味の効いた小魚を食べました。イスラム文化が根強いインドネシアで、まさかキリスト教に触れる機会があるとは思いもしませんでした。実際、店内には十字架が飾ってありました。

朝食後、お土産を買いつつ大通りの華人街を散策しました。周辺には華人多く見受けられ、見かける大半の華人が「金」を販売していました。金を担保に利益を得る、いわゆる質屋のようでした。またもや、インドネシアにいながら中国という全く別の国を体感することができました。そのまま進むと沿岸部に出ました。沿岸部は開発が進行するエリアで、遠目にビルや派手な照明の電光掲示板などが見られます。その中にモスクが建っており、オレンジや赤の暖色を中心としたドーム型のものや、青と白で塗られた綺麗な基調のものがありました。また、沿岸部にはスラウェシ島の4つの先住民族をモチーフにした彫像やアルファベットのモニュメントが置かれており、楽しみつつ現地の民族について学ぶことができました。

午後は、ハサヌディン空港からスラバヤ空港に飛行機で移動しました。お世話になった現地大学生やガイドの方に別れを告げて次の目的地へ到着しました。今度は、シドアルジョという地域です。宿泊先のホテルでは、歓迎の意味を込めて伝統舞踊を披露していただきました。先日ホームステイ先で見た舞踊とは異なり、ダイナミックな動きが要所要所に見受けられました。その後、野外で夕飯をとり、各自就寝しました。

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