インドネシアフィールドスタディ(9日目) 2019年11月10日

シドアルジョでの最終日は、現地のエビ加工会社A社を訪れました。そこでは、A社の概要について説明を受けました。安心・安全を目指す企業理念がとても印象的でした。説明の際は私たちも、国内調査班の「エビ流通加工班」が発表を行い、意見交換や質疑応答をしました。その後エビの加工工程をすべて見せていただきました。エビが池から到着して洗浄され、頭や殻剥きの加工を施され、冷凍されてパッキングされる全行程を見るという十二分な見学ができたと思います。この前日にエビの生産・収穫の工程を見て体験して、今回は加工のプロセスが理解できました。2日間、本当に貴重なアクティビティだったと感じています。

昼食時には、A社で働く従業員の皆さんにエビの天ぷらをふるまいました。現地の方はエビを食べることがあまりないそうなので、日本でどのようにエビが食べられているかということを「食」を通じて知ってもらうことにしました。この取り組みは大成功で、おかわりをお願いされるくらい好評でした。

A社では、最後に水質浄化槽を見学しました。環境に配慮した設備があるのは先進的であると感じました。浄化槽は、バクテリアによって菌や悪臭を取り除く仕組みです。そこで浄化された水はそのまま川に流れていくということで、水質汚染の危険がない純水であるようでした。同じようなシステムを日本のエビ生産工場でも見学したことがあり、比較することができて参考になりました。

以上、シドアルジョでの活動を終えて、夕方には最後の目的地であるバリ島のデンパサール空港に到着しました。

Scroll To Top