インドネシアフィールドスタディ(6日目) 2019年11月7日

マカッサルでの活動の終盤は、ハサヌディン大学でのワークショップでした。ここまで通訳として私たちのサポートをしてくれた現地大学生はみな、そのハサヌディン大学の学生たちです。当日は、その学生を含めた約2~30名の学生たちとワークショップを行いました。

ワークショップでは、主に私たち日本人学生が日本国内で調査してきた内容を発表しました。発表内容は国内調査班に基づき、「日本におけるエビの流通加工」、「在日ムスリムの暮らし・ファッション」、「在日外国人への日本からのサポート体制」、「日本のインドネシア料理店」という4つのテーマです。これらを英語を用いて発表しました。また、以上の発表内容を踏まえてグループを作り、ディスカッションも行いました。慣れない英語での発表と会話にたじろぎながらも、疑問に感じたことや意見を積極的に発信する学生の様子が印象的でした。またフリーディスカッションでは、「なぜ日本人はひげを剃るのか」や「インドネシアのエビはほとんどブランド化されないのに、なぜ日本では和牛のようにブランド化される場合が多いのか」など、自分たちが当たり前としてきたことを今一度見直すことができる質問を沢山投げかけられました。こうした特徴的な質問の答えを考えることで、自分たちの価値観も大きく変化したと思います。

ワークショップ後は、現地大学生との交流会としてビンゴ大会を開催しました。賞品は日本の茶碗や箸置きなどを、できるだけ日本の文化に触れてもらおうという意味を込めて用意しました。とても盛り上がり、ここでも現地の学生を英語を用いて会話をして楽しむことができました。こうしてワークショップを終えて国内調査が一段落したところで、学生の多くは英語をうまく使えなかったと感じているようで、さらなる語学力の向上の必要性を感じており、そういう意味でも刺激的で有意義な会になったと思います。

Scroll To Top